イスタンブールに象徴されるトルコの複雑な文化と政治

トルコは西洋と東洋のちょうど真ん中に位置し、歴史的にも多様な人種、民族、宗教、文化が入り乱れ、それぞれが対立しつつ入り乱れ混合し、極めて複雑な社会・文化を形成しています。
トルコの最大の都市イスタンブールはまさに長い歴史の中で東洋と西洋が入り乱れる大都市です。
人口も1000万を超え東京に迫る巨大都市です。

イスタンブールは観光地としても大変有名なところですが、その一つにイスタンブールにはイスラム教に基づく古い建築物やキリスト教に基づく歴史的建築物が混在しているからです。
イスタンブールのみを見てもトルコと言う国がとても複雑な文化や政治的背景を持っているとわかります。

1980年代初めのクーデター以降、トルコ政府は国民国家としてのトルコ共和国を形成すべく様々な世俗化政策を採ってきました。
トルコは現在EU加盟を申請している国です。
トルコ政府の正式見解ではトルコはヨーロッパの国とされています。
日本政府の正式見解は中東アジア国です。
このようにトルコは多民族、多宗教、多言語の国で政治も大変複雑で小規模政党が乱立している状況にあります。
EU加盟するには人権問題をクリアした統一された国民国家を形成しなければなりませんがトルコはイスラム教徒が多く世俗主義に慎重な公正発展党が与党を占めます。

一方ヨーロッパ化を推し進めEU加盟を実現し、より自由経済を発展させようとする中道左派の共和人民党も大きな勢力を持っています。
この二つの政党が連立政権を組み安定した行政運営を目指しましたが交渉は決裂してしまいました。
この時トルコリラも大きく暴落し経済も不安定化しました。
トルコが政治・経済的に安定するには今しばらく時間がかかりそうです。

by admin on 1月 17th, 2015 in トルコリラ

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